ブリュッセルは、素晴らしい歴史遺産と、伝統芸術そして現代アートとが見事に調和した、国際的なメトロポリス。
ブリュッセルは、EU(ヨーロッパ連合)本部と関連機関、そしてNATO(北大西洋条約機構)の本部を擁し、ヨーロッパの政治の拠点都市となっており、この街が「ヨーロッパの首都」とも呼ばれる由縁です。ブリュッセルには、80を超える博物館・美術館、があります。
<グランプラス>
ブリュッセルのどこを訪ねるにしても、その出発点はグランプラスからがお勧めです。 ブリュッセルの中心に位置するこのグラン・プラスは、「ヨーロッパで最も美しい広場」と称されています。 市庁舎、王の家(現在は、市立博物館)、ギルドハウスなど素晴らしい建築物に囲まれています。
セルクラースの像
グランプラスから「小便小僧」に向かう道の角、星の家の石壁に、1388年にグラン・プラスで暗殺されたブリュッセルの英雄セルクラースの像が置かれています。触ると幸せになれると言われており、長年多くの人が触れているためピカピカに光っています。願い事が叶うとか、「トレビの泉」と同様またこの場所に戻ってくることができると言われています。
ギルドハウス 白鳥
セルクラースの像のある最古のギルドハウス「星の家」に隣接しているのが、「白鳥の家」で、現在はレストランです。 昔は肉屋ギルドの建物でしたが、酒場、レストラン、宿泊もできる場所として使用されました。
カール・マルクスの「共産党宣言」は、ここで書かれ発刊されました。
<アトミウム> 1958年に開催されたブリュッセル万博の仮設モニュメントとして造られました。ステンレス張りの9つの球体が表しているのは、鉄の結晶構造を表しています。その奇抜な形が人気を博し、万博が終わった後も保存され、パリのエッフェル塔のように、ブリュッセルのシンボルとなりました。
鉄の結晶構造を1,650億倍に拡大したデザインの巨大なアトミウムは、仮設モニュメントだった為、球体はアルミニウム張りでしたが、2004年(50年後)の大改修で、ステンレス鋼板イノックスに張り替えられ、建物全体も一新されて数千個のLEDライトで統一されました。最上部の球体は以前と変わりなく、展望デッキからブリュッセル市街のパノラマが一望できます。
9つの球体のうち、一般公開されていてアクセスできるのは、4つの球体です。安全上の理由で3つは未公開、1つは貸出専用、5つ目の球体は校外学習用の「子どものための球体」となっています。各球体は、階段、エスカレーターやエレベーターでつながっていています。
9つの球体のうち、一般公開されていてアクセスできるのは、4つの球体です。安全上の理由で3つは未公開、1つは貸出専用、5つ目の球体は校外学習用の「子どものための球体」となっています。各球体は、階段、エスカレーターやエレベーターでつながっていています。 万博開催当時、最上部に上がるエレベーターは世界最速でした。